イギリス王室、エリザベス女王が総裁の、ロイヤルホーティカルソサエティ(RHS)のガーデン。この園芸趣味団体、現在会員数は20万人。約200年の歴史を持ち、チェルシーフラワーショウをはじめ、数々の情報、知識を供給している。正に、英国園芸界のトップ、世界の園芸界のリーダーである。イギリスに行ったら、是非ここを訪ねたく、又、私自身、RHS日本支部の会員でもあり、フリータイムを利用して訪ねることにした。
ロンドン市内より、約一時間、ウィズリー村の中にある。ウィズリーガーデンは、サマーガーデンやハーブガーデン、有名な世界最長の、宿根草のミックスボーダー等、約24のパーツに分かれ、それぞれがとても広大で、全部見たかったが、4〜5時間では、とても足りず、歩くだけで精一杯。その中でも心に残ったのは、モデルガーデンとウォールドガーデンだ。モデルガーデンは、家庭の庭造りの参考になるような小さな庭が幾つも作られ、一番人が賑わっていた。カラースキーム、デザイン、トレリスの作り方、オブジェの配置の仕方、ロックガーデン、ウォーターガーデンetc。どれを見ても何程と感心させられる。イギリスのガーデナー達はここからヒントを持ち帰るのだろう。